生活の柄
一人暮らしの老人が夫との思いでもあり、部屋に花を飾っていた。
(障害もあり自分ではできないので)花の水を替えたいとヘルパーに頼んだところ、「介護保険外のことなのでできません」と言われ、事業所からも「叱られた」と、新聞の投稿にあった。
介護保険で適応される仕事とは何だろう。
日常の買い物は(プランに入っていれば)保険が適応される。
しかし、買うものが日常以外のものなら、「介護保険以外のことなのでできません」と言われる。
では、日常と日常以外の仕事の境は明確になっているのだろうか?
もちろん、何処までか分かっている事業者やヘルパーはいない。
生活の支援という場合、生活とは何だろう。
このヘルパーにとって生活は、ある「枠」の中で生きることだったと想像されが、目の前の人の生活までは想像できなかった。
つまり、イメージの貧困と専門性の欠如が課題であった。
その人の生活をイメージできれば、課題を解決することができるかもしれない。
この場合、「介護保険外のこと」という枠で考えるのであれば、「自費」でできる。
マクドナルドが「スマイルを0円で売るように、水替えを0円でやることも出来る。
その場合、水を替えることが目も前の人の生活にとって「必要であり重要な行為」だというアセスメントが必要であり、それを見立てる専門性がいる。
厚労省も、一律に介護保険を制限している訳ではないといい、その解釈は専門的な判断に委ねると説明している。
さらに、この人の気持ちは、「花の水替え」で解決できるものでないことは想像できる。
心のすき間を埋めるためのプランが必要であり、ケアマネジャーの出番だといえる。
来週ケアマネ研修の講師を予定しているので、この話をしたい。


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