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2016年1月11日 (月曜日)

物語を語る

専門職は、クライエント、まあ、お客さん、あるいは、相談者のような人と、色々な話をする。
本人でもなく、世間一般という第三者でもない、第二者のような存在である。
そこで語られる話は、ここだけの話で、私たちだけの話である。そして、その場だけの作る話かもしれない。だから誰にも言わないこと、ここだけの話として秘密を守る。そうした約束から話がされる。
もし、すぐに、どこかにしゃべってしまう人だと思われれば、話は変わってくる。または、この人は、ツイートするかもしれないと思われないことから、物語ができる。
自分の言葉が、そこで止まって、その人の心の中で溜まっていく感覚が自由に語らせるのだと思う。
私の苦しみがどんどん吸い込まれていくと思えることは救いになる。
でも、それを吸い取った人は吐き出してはいけない。吐き出しては、クライエントの苦しみが世間=世界に漂い、再びその人に戻ってしまうから。
空気は世界に通じている。

ということで、このブログに書かれていることはすべてフィクションです。
本当のように見えて、すべて物が語りなのです。

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