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2015年5月 4日 (月曜日)

人間の値打ち

イタリア映画祭が今年も楽しい。

文化の違いをしるためには旅が一番いいが、映画も同様だと思っている。
現代イタリアが抱える問題を正面から捉えようとする製作者の視線は鋭く、そして絶望的でもある。
これは、21世紀という時代の空気だろうか、ヨーロッパの閉塞感が出ている。
それでも日本人より人生には、あくまで楽天的に向き合い、食べることと愛を語ることにはいつでも積極的である。
そう、アベさんからは愛を感じないのは、それを持っていないからというより、優先順位が低いからだろうと思う。
金や仕事がなくても愛が大事な国と、経済と国家が一番だと信じている国の違いだろう。

さて、映画は自動車事故を取り巻く関係者の人生を振り返ることで物語ができている。この手法は黒澤の「羅生門」的でもある。しかし、人生の捉え方が全く違っている。

この視点の違いは、人生観の違いが大きく影響している。ここでいう人生観は、それまでの人生を構成してきたすべてのものの違いでもある。

分かり合えないことが起きたとき、時間を巻き戻して多面的な振り返りをしてみたくなった。

それでも何かが変わるわけではなく、ただ、ふーんと大きなため息が出るだけだろうけど。

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