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2015年1月23日 (金曜日)

0.5ミリ

サワは、ヘルパー。

老人を介護するのが仕事。
老人は介護されることが仕事。
という関係性で物語は始まる。
老人は死ぬことを前提に生きていると、家族は考えている。
しかし、当の老人は、性と生に執着があり、サワと添い寝を求め、なめまくる。
なめるという行為が生きることに繋がっている。
積極的に、口を動かし、身体をクネラセ、皮膚感覚を味わう。
それまで、死という諦めの世界にいた老人が、人として生きていることを支える仕事をサワは始めた。
しかし、老人はそのあと、死んでしまった。
死んでしまったが、生きている僕たちだってすぐに死んでしまう可能性はある。
その前に、ホントウに生きることができたとしたら、それは本望だろう。
サワは逃げ出す。
逃げながら、快感を感じた。
それは、老人を人間に変える力を自分の中に感じたからだ。

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