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2014年3月24日 (月曜日)

専門家の知恵

限界が新しい知恵を生む。

専門家とは、神からの宣託された仕事を行う人のことらしい。
つまり、神の領域の仕事を任された、医師や法律家、会計士や科学者、そして、教師やソーシャルワーカーなど、公共の使命と社会的責任を持った職業である。

専門家の仕事は次第に分化していく。それは、科学的にであり経済的な要求からである。
全体ばかり見ていた時代は、問題は包括的な抽象的な思想で解決できた。または、あいまいさを残した解決法でも受け入れられた。
しかし、分化するに従い、限定的な課題が生まれ、限定的な答えが求められ。物事の境が生まれ、どちらかに分ける選択が求められるようになった。
とうぜん、限界が出てくる。
時間的な限界が空間の限界が、満足の限界がい解釈の限界が。
医療の限界が、サービスの限界が。
最終的には、生きることの限界が問われる。
そうした限界を設定することから新しい知恵が生まれる。
行き詰まったように見える現場には、解決策よりその行き詰まりを笑い飛ばす力が必要であるように、限界は可能性を高める作用がある。

そこで大切なものは、専門家の反省的な態度、変化する身体。
死を乗り越えることができるのは、生まれ変わることでしかない。

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