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2014年1月 4日 (土曜日)

どう呼ばれるかということ

認知症の人にどう呼ばれるかで、その人が私をどのように認知しているかが分かる。

僕の名前を憶えていてくれて、毎回、「・・さん」と呼んでくれる人がいる。その人は、僕の名前を呼ぶことで自分との距離を測っている様だった。
自分が今どこにいるか、何をしているのか、あなたは誰なのかを忘れないように、そうするためにも、僕を「・・さん」と呼んでいるようだった。
僕も、○○さんと呼ぶようにした。
次に会ったとき、僕の名前を呼ばず「ありがとうございます」と言った。
名前を忘れてしまったのかどうかは分からない。けれど、何かが変わった気がした。
その次に会った時は、「せんせ」と言った。
先生ではなく「せんせ」とは、かなり親しみある呼び方だった。
それからは「せんせ」であった。
それから数年過ぎ、最近は目で「せんせ」と訴えるようになった。確かに、その視線はそう言っている。

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