« またまたホントウに出会う | トップページ | 塔の見える路地 »

2013年10月26日 (土曜日)

だから・・・なのか

Image

この人は、どうしてこんなに人を傷つける言葉を知っているのだろうか。

家族がこんなにも危ないものを含んでいることを、いま言わなければならないのか。

朋美は46歳の主婦だ。

この、46歳と主婦という言葉がこの小説では大切だ。

40歳でも50歳でもないその間であり、主婦という社会に認められているようでそうでもない役割(機能といってもいい)を問いかける。

朋美は誕生日に家を出る。しかし、家出ではない。荒野に向かう旅人となる。

主婦が不在となった「家族」は次第に崩壊に向かう。

それまでは結束していたわけではない。しかし、家庭という場だけはあった。

だから、その糸が切れることだけはなかった。

しかし、一本の糸が切れると、その形はもはや家族ではなくなる。

では、それは何だろう。

そういうものを問いかける。

|

« またまたホントウに出会う | トップページ | 塔の見える路地 »

あいまいの知」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« またまたホントウに出会う | トップページ | 塔の見える路地 »