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2013年9月25日 (水曜日)

世の中はそれなりに不公平だ

エリジュウムとスタンリーの弁当箱を見た。
エリジュウムは、金持ちが地球を抜け出し、理想郷を宇宙に作る話である。しかし、物語りが膨らまない。相変わらずのストーリーで、やっぱりという結論。
それに比べスタンリーは、面白かった。
低予算のインド映画。大した事件もなければ、美男美女も出てこない。
出てくるのは、小学生のスタンリー。いつも腹を空かせて、お弁当を持ってこないスタンリー。
僕が中学生の時、お昼は弁当を持参していた。
僕は、お弁当を持っていくのは嫌だった。弁当を見れば、その人の家が、生活が、母親が丸見えになる。僕の弁当はいつも黒っぽかった。お昼になると、暗い顔をして黙って弁当を食べた。もちろん蓋で隠しながら。
その点、インドの弁当は旨そうだ。
弁当箱を見ればその子のステータスが分かる。スタンリーが通う学校は、ミッションスクール。制服だってある。
そのスタンリーが弁当を持ってこられないのには訳がある。
そう、インドは社会的格差が大きい国だ。経済成長の恩恵を一部の市民が受け取り、塀で囲まれた地域に暮している。
そうした天国と、それ以外の地獄は、黒澤の映画以前からあった。
でも最近は天国なんかないという宣伝効果が効いている。世界の富は数パーセントの人間が握っている。彼らが、水や空気を独り占めにする時代がもうすぐ来るかもしれない。
その時、どんな水を飲んでいるか?どんな空気を吸っているか?で、ステータスが分かる。
そんな時には、アルミの弁当箱に空気を入れて会社に行こう。

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