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2013年7月21日 (日曜日)

サイコドラマ その2

先生はいう。

「それでは、あなたともう一人のあなたに登場してもらいましょう」と、それは宮沢賢治が教え子に話すように、不思議なことを風のように自然な言葉に替えてしまう。

椅子には、僕と、もう一人の僕がすでに座っている。そして、僕は、それを見ている。

僕にとって、僕と僕の会話を眺める作業と、同時に、僕の心の声を伝える作業が続いた。

先生の声は、僕の声であり、それでいて誰の声でもない。

そこで話されている会話は、本当であり、全くの嘘である。

それは、問題を解決したいという部分と、問題を解決したくないという部分である。そう、本当は解決したくないという部分が、解決しないでいた方が関係が維持できると思っている。

何もないよりは苦痛でもあった方がいいとジョンズさんが言っていたことを想いだす。

他人の背中をじっと見ていると、それは自分の背中よりも自分に似ているような気がしてきた。この背中を見ている人が他にもいるような気がした。

ずっと見つめていると、それが自分の背中のように感じると、好感を持つと同時に、ものすごく嫌いになるかもしれない。

子どもは、そうやって親の背中を見ているのだろうか。

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