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2013年4月29日 (月曜日)

狭い部屋で優雅に暮らす

昨日見た映画の中で、自分の部屋を人に貸して、自分は屋根裏の安いアパートに暮らしている男が登場する。

彼は、仕事を辞め、自由な時間を得たいとアパートを貸すことを決心する。

その時間をどのように使っているのかというと、世の中を眺め先人、偉人の言葉でそれを解釈している。

街を歩いていると、古い看板を新しい味気のない看板に替えているのを見ると、詩人の言葉を引用してクレームをつける。そんなことをしていると時に殴られることもあるが、社会にしっかりコミットする姿勢はイタリア人らしい。

広い部屋に住むために残業して人と、狭い部屋で貧乏暮らしを満喫する人と、まあ、生き方はいろいろである。

対人関係においてもイタリア人と日本人は違う。

イタリア人に道を聞いた場合、知らなくても、どちらかを指すという。「あっちだよ、何しに行くんだい」という風にね。

でも、日本人なら知らないなら教えない、あるいは、道を聞かれないように逃げる。

するとイタリア人は云う。そんなのつまらないじゃないか、もしかしたら出会いがあるかもしれないし、教えた方に行けばいいことが待っているかもしれないとね。

だって、間違ったら困るでしょうと日本人はいうと、

もし、ほんとに正しい道を聞きたければ3人に聞けばいい。3人が同じ方を指せば、だいたいそっちの方だよ。しかし、そんなに急いでも人生はつまらないよ、ちょっとお茶でも飲んでいきなよ。

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