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2012年10月18日 (木曜日)

みにくい あひるの こ

アンデルセンの「みにくい あひるの こ」を読んでいる。

小学1年生向けの本。監修は川端康成だ。

アヒルの子が生まれた。何匹かのアヒルの中に、みにくいアヒルの子がいた。そう書いてある。

でも、よく考えてみると、アヒルは自分の姿が見えない。人の姿は見えるけれど、自分の姿は見えない。

それなのに、どうして一匹のアヒルがみにくいと分かったのだろう。

それに、生まれたばかりの子アヒルに、美意識があったとも思えない。

つまり、この物語は、アヒルのお母さんの目線で語られている。

お母さんアヒルが子どもを産んだ。その中にどうしても受け入れられない子どもがいた。そう考えると理解できる。

だって、みにくいアヒルだって自分の子ならかわいいと感じるだろうに、この後、子アヒルが家出をしても、母アヒルは探そうともしない。

子アヒルは、養子に出される(たぶん)。おばあさんに拾われて家に連れていかれる。

しかし、そこにいた猫やめんどりからもいじめられる。

つまり、養子に出されたものの、うまくいかず、その家を飛び出す子アヒル。まったくかわいそうである。

家を出た子アヒルは言う「おねがい おともだちになってください」と。

でも誰も振り向いてもくれない。

その後、何年も苦労を重ね、子アヒルは大人になる。

気がついたら、きれいにな白鳥になっていた。

ここで、母親はどこに行ったのか?

きっと、黙って水草の陰から見ていたのだろう。

どうしても受け入れられない子どもでもかわいい。だから、ずっと見守っていた。

だって、自分の子が白鳥になると分かっていたからね。

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