タッチ
女性はコミュニケーション、それも非言語的コミュニケーションがうまい。
これは生物的な特徴なのか、すぐに体を触り、「あなたは私の仲間だよ」とタッチする。
最近では、ハグする人も多い。
これが男性はできない。
してもいいだろうが、「やあ久しぶり」といい、抱きつき、ほほを擦り合わせたりしたら、2度と口をきいてくれない関係になるか、「あいつは**だ」という噂を立てられる。
これができる人たちがいる。
男の中にも女性性をもつ人たちは、これができるし、また、他者への接近がうまい。
男性の中でタッチする場合がある。
先日、大リーグ中継を見ていたら、マウンドから下りてくる選手の尻を監督がタッチした。
これは明らかに、よくやったことへの褒美のようなタッチだ。
最近はあまり見ないが、子どものころは、大人は子どもの頭を撫ぜた。
「おじさんは君の見方だからね」というメッセージがそのタッチにはあった。しかし、プライベート・ゾーンへの他者の接近ができにくくなった社会では、そうしたタッチは禁止されているようにみえる。
男性のタッチで公認されていたのが、飲んだ席での抱きつきだ。
飲むことの目的は、普段はタッチできないけど、飲んだらいいという暗黙の了承があった。
飲んだ席では、抱きついたりキスする男性さえいる。
その場合座敷は最高の環境だった。
そんな公認された男性同士のタッチの環境さえ消えつつある。
トキの保護同様、男性のタッチを推奨してほしい。
そうすれば日本も少しは住みやすくなるような気がする。
または、街の色合いが変わるかもしれない。
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