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2012年4月26日 (木曜日)

黄色いスカート

記憶は音や匂い、色や声によって浮かび上がってる来るらしい。

過去の記憶を思い出そうとしてもなかなか出てこないのに、突然五感に訴える症状が現れる。

昔、子どもと別れた五郎さん(仮名)は、子どもが履いていたスカートの色と子どもが歌っていたテレビアニメの唄を想いだした。

想いだすということは、その記憶が奥の方に仕舞い込まれていたのであり、必要に応じて出てきたということだ。

忘れようとしたこともあった。

それは辛い思い出であり、何もなかったことにした方がいいと思い込んできた。

しかし、なかったことにしたくても、現実の方が重いので、その重力に負けてしまいそうになる。

だからといって、方向性が決まる訳でもない。何も変わらない。

やっぱり想いだすのは辛いことだ。

そうした苦しさを味わっている五郎さんのそばにいる。

いまは優しい五郎さんのそばにいるだけで、まあ、なんとかなりそうな気がする。

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