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2012年4月20日 (金曜日)

分からないということを本当に分かることからはじめよう

「鬼に訊け」、宮大工西岡常一の物語を観た。

物事を極めた人だけが語る言葉は、味わいが深く、何度も噛みしめたい。

大工は木を知らなくてはならない。木を知るには土を知る必要があると西岡は農学校に入る。そこから始まる西岡の人生は法隆寺、薬師寺という数百年という歴史に耐えうる建造物に捧げることになる。

木を扱うためには木の声を聞く。

そのために道具を作る。道具に合わせた技術ではなく、木という素材に合わせるように道具や技術が必要だと西岡はいう。

人と接する仕事でも同じだと思うが、なんと、人の気持ちが分からないものか。

人の気持ちを理解する技術も未熟であり、そのための努力も足りない。

それでもできることはある。

分からないということを知ることだろう。

西岡常一、明治41年奈良県生まれ。木のいのちを生かし千年の建物を構築する。戦争による幾度かの応召を挟み、法輪寺三重塔、薬師寺金堂・西塔の再建を棟梁として手がけ、飛鳥時代から受け継がれていた寺院建築の技術を後世に伝え、「最後の宮大工」と称せられた。

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