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2012年1月27日 (金曜日)

立場が環境をつくる

チチカット・フォーリーズ Titicut Follies

1h24/1967/白黒/スタンダード/16mm

刑務所内の精神障害者収容施設を記録した、ワイズマンのデビュー作。劣悪な状況下におかれた収容者たちと、その惨状に慣れ切ってしまった看守たちの日常を克明につづった衝撃作。上映禁止を求めるマサチューセッツ州と24年にわたる法廷闘争を繰り広げた。
【撮影地:マサチューセッツ州立ブリッジウォーター刑務所矯正院 1966年3~5月】

40年前のアメリカの人権意識を取り上げた作品だが、その後の、収容所での捕虜に対する暴行や、死体に対する虐待のニュースは続いている。

人間の持つ弱さと闇の側面なのだろうか。

それはよその国の話ではなく、日本の福祉施設も・・

看守と囚人はどこが違うのか?

それは、罪を犯した者と、それを管理する者の違いである。

しかし、社会に戻れば生活環境は似通っているかもしれない。

アメリカの兵士の多くは社会的マイノリティーだと言われることがある。

閉鎖された環境だから起こることと考えることもできるが、刑務所というマイノリティーの環境を改善することが先決だとも思える。

それは、日本の福祉施設でも同様だ。

利用者と呼び方を変えても、そこで働く人たちの境遇が改善しなくては、利用者の権利は守れない。

施設というものは必要悪だと言われた時代があった。

しかし、そんな言葉も聞かれなくなった。

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