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2011年10月13日 (木曜日)

ずっと続けているとね

村上春樹のインタビュー集を読んでいる。

彼が、サラリーマンに聞く。

毎日ラッシュの中を何時間も通勤して大変ですね。

すると、サラリーマンは答える。

毎日のことですから、それにみんなそんなもんでしょうと。

このセリフを昨日、施設でも聞いた。

様々な障害を持ち、施設で生活している人がいる。

サービスの目標は自立に向けた支援である。

そこに暮らす利用者に職員の効果的な関わりでどんどん適応力がつき、社会へ出られるだけの力がついた。しかし、

「社会には出たくはありません」という。

どうして?と聞くと。

ここの生活に慣れたし、みんな同じようにことをしているのに、僕だけ社会に出るなんて、そんなこと考えられませんという。

同じことを数十年やっていると、いまの世界以外の世界が見えなくなるのか。

その点、村上さんは「会社」という組織に所属したことがない。

僕だって、組織に属さないアウトサイダーである。

組織に所属しない人間もそれなりに大変だ。

だって、僕と同じように生活している人って、まだ会ったことがないからね。

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