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2011年10月31日 (月曜日)

伯父さん

突然昔のことを思い出すようになると、だいぶ年である。

仕方がない。

でも、想い出が沢山あるというのは暇つぶしにはいい。若い人には味わえない楽しみが多いということでもある。

で、話は伯父さんである。

子どもの頃、自分の父親と同年代の大人といえば、伯父さんだ。

伯父さんは親ではないから、どこか客観的に観察することができる。それに、尊敬もできる。

僕にも伯父さんがいた。

伯父さんは、Sゲージを持っていた。列車の模型。

伯父さんの家に遊びにいくと、線路を組み立て、列車を走らせた。

子どもだったから、線路はどこまでも続くように長く、列車は、本物より重量感があるように感じた。

列車を動かす時には、コントローラーを操作する。この、操作と言うのがドキドキもので、すぐに止まってしまうから、微調整をしながらちょっとづつ動かさなければいけない。

こうしたドキドキと、ハラハラが混じった遊び、しかも、高価な玩具を持っている伯父さんは尊敬の対象だった。

でも、それしか思い出せない、おばさんの顔や食事の風景が出てこない、出てくるのは列車と線路だけである。

伯父さんの家に行けない日は、小田急のロマンスカーをみて過ごした。

今でもロマンスカーを見ると伯父さんを想いだす。

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