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2011年7月26日 (火曜日)

肩車

タヌキを見ながらビールを飲んでいたら、急に昔のことを思い出した。

こんなに昔のことを思い出すなんてずいぶん年を取ったもんだと感じる。けど、思い出すものは止めようもない。

それは、お風呂のことだ。

たぶん、5歳ごろ。

僕の家は親せきの2階に間借りしていた。

1階には本家の家族が住み、2階を我が家の4人が暮らしていた。

風呂は、あったと思う。

でも、薪をくべるお風呂だった。

新聞紙で火をおこし、小さな枝に火を付け、だんだん太い薪に火をうつす。

風呂に入っている記憶はない。あるのは、風呂を焚く思い出だけだ。

そして、その風呂よりよく覚えているのが、銭湯に連れて行ったもらったことだ。

父親に肩車をしてもらっている。

風が吹いている。

そこからは世界の果てまで見えるような気がした。

父親には、摑まるだけの髪の毛が生えていた。

そのとき、少年が近寄ってきたので、「肩車してあげようか」と誘ってみた。

すると、「もうすぐおぶわれる人がなに言ってるんだよ」という顔で見られた。

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