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2011年4月22日 (金曜日)

ニャー

94歳の中田さん(仮名)を訪ねたら、職員が「最近猫語を話すんですよ」という。

何か聞くと「ニャーニャー」と答えるらしい。

それを、冗談を言っていると職員は思っているが、それは違う。

田中さんは、猫になっているのだ。

猫になることで、自由でいられる。

猫になることで、我慢もできる。

そんなことを考えていたのは、「海辺のカフカ」を読んでいる時だった。

数年ぶりに読み返してみると、物語が与える印象はすっかり変わっている。

ナカタさんは、中野区の外に出る。

外に出るという自由さは、彼の能力を奪う。

つまり、不自由な生活の中で暮らすには猫語を操ることも、時に、必要になる。

そういえば、先日出あったタヌキは誰かに似ていた。

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