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2011年4月 4日 (月曜日)

家族の時代

こんなことがあると、家族が重要になる。

家族より個人と言われ、夜、子どもたちが暗い通路で夕食を胃袋に入れている姿をよく見るようになっていた。

父親の帰りは遅く、駅の蕎麦屋で軽く済ませ、家に帰ってお茶漬けを入れる。

母親は、友達とランチを食べ、好きなドラマをまとめて見ながら夕食は軽く済ませる。

それが、3月11日からは、電車の本数が減り、停電で仕事も回らなくなり、父親は早く家に戻る。

母親は、水と空気を心配し、安全な食材で夕食を作る。

子どもの学校は休みとなり、家にいる時間が増えた。

電気は消え、暗い食卓にろうそくを灯し、それぞれの顔を見ながら食事をする。

初め黙って食べていたものの、少しずく会話が増え、子どもが小さいころの話や、親戚の面白いおじさんの話になる。

家族がこんな顔をしているなんてそれまで気づかなかった。

家族から見つめられると何となく安心している自分がいる。

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