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2010年10月10日 (日曜日)

キャタピラー

反戦の映画なのか

そんなに簡単に割り切れるものでもないだろう。

監督の若松氏も「自分は撮りたいものをとっているだけ」だと云っていた。(上映後)

戦争で手足を失った夫は犠牲者か、それとも、中国でレイプを繰り返した殺人者か。

家で待つ妻は、軍神と呼ばれる夫を献身的に介護する犠牲者か、それとも、黙っていることで大日本帝国を支えた加害者か。

戦争という状況は善人が悪人になり、正常な状態で生きることが難しい。

むしろ、気が違ったと振る舞う「クマさん」の方が正常にみえる。

彼の目は弱々しくしたたかに輝いていた。

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コメント

「上野動物園の階段の所にいた兵隊さん覚えてる?そういう人、いっぱいいたのよね。この映画ね、特別の話じゃなくて普通にあった現実だったと思うのよね。どうしても見たくて、ひとりで行ってきちゃったのよ。衝撃的だったわ。だけど、あなたも見たほうがいいわよ」
77歳の母がそう言いながら、映画のチラシを私に見せ、内容をしゃべり始めた。母にはいろんな思いがあったようだ。私はそんな悲惨な映画は見たくないと思った。でも、日本でも戦争があった事を若い世代に語り継ぐ事は大事だと考えている。その点で映画は有効だ。さりとて、自分の子ども達に薦めるのには勇気がいる。母があまりにも上手に解説してくれたので映像が見える気がするのだ。まず、自分でどんな映画なのか見なければ何も言えない。

投稿: midori | 2010年10月11日 (月曜日) 11:36

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