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2010年10月16日 (土曜日)

春との旅

春(19歳)は北海道の小さな漁村におじいちゃん(忠男)と二人で住んでいる。

春は高校を卒業し、地元の小学校の給食員として働いていたが、その学校が廃校になる。

母親はいない。

5年前に自死した。

足の悪い忠男は、一人では何もできない男だ。

春が、東京に行きたいとひと言聞いたとたんに、忠男の胸が張り裂けそうになった。突然、春を東京にやる、自分は兄弟に所に世話になると言い出し、二人で疎遠になっている兄弟を訪ねる旅に出る。

昔話のようなストリーだ。

子どもに捨てられまいともがく爺さんと、自分の世界を見つけようとする少女の物語だ。

もちろん少女には未来がある。

しかし、爺さんは、その将来をいま生きている。

生き方とすると、いや死に方とすると、理想の姿がここにある。

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コメント

私もおじいちゃんと孫娘のお芝居見てきました。秋田県田沢湖のわらび座の「山神様のおくりもの」というマタギのおじいちゃんの話。日本全国でクマが出没するこのごろ、大自然の恵みを思い出させてくれたり、忘れかけていた私の心の奥底の気持ちをよみがえらせてくれたりしました。秋田弁の心地よい台詞と和太鼓の音が胸にしみました。リズミカルな踊りも楽しかったです。田沢湖周辺の紅葉はこれからが本番のようです。

投稿: きりたんぽ | 2010年10月18日 (月曜日) 22:04

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