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2010年2月12日 (金曜日)

ギャレス

サウスオキシー・コミュニティー・合唱団の歌を聞いていたら僕も歌をうたいたくなった。

その時、スガシカオの「黄金の月」が聞こえてきた。

ロンドン郊外のサウスオキシーという街に若い指揮者ギャレスが降り立つ。彼は、プロの指揮者であり評価を得てきた。次なる合唱団を探す際、自分を一番必要としている場所(街)を探した。

その時、誰も見向きをしない小さな町の牧師からの手紙に目がとまった。その街は、近郊の街から「汚い、危ない、怖い」と言われ、住民さえも希望を失っていた。

ギャレスは、まず街を知るために、住民に声をかけ、パブにいき、合唱団の案内を配る。熱心な勧誘の甲斐があり、ひとり二人、100人近い住民が集まり歌をうたう。

これはイギリスのBBCが放映したドキュメント番組。

サウスオキシーの住民が団結する、歌を通じて自信をつける少女、難しい歌をうたい人生の意味をつかむ者など、見応えのある番組だ。その中で一番関心を持ったのは、ギャレスの行動力だろう。

彼はソーシャルワーカーだ。

ギャレスは、歌という道具により、社会システムを変更しようと試みる。出来上がってしまったイメージを変えることは大変に難しい。問題に直接向かい合ったのでは大変な時間がかかるだろう。

そこに、コーラスという直接関係ないようなモノを使い、システムの末端にいる一人一人の住民の気持ちを変えてしまった。

彼のすごいところは、彼の会話にある。話をしているうちに、自分にはもしかしたら力があるのかもしれないと感じる。

それに女の子ならぐっとくる目をもっている。

歌がうまかったら人生は変わっていただろうか。

どうだろうスガさん。

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コメント

彼はとても魅力的な人物ですね。僕も合唱団で歌ってみたくなりました。
人前がすごく苦手な私にとって物おじしないギャレスのような人に羨望を抱きます。
彼が年越し派遣村に現れたらどうなるだろうと思いました。

投稿: finito | 2010年3月 7日 (日曜日) 21:39

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