分からないことをわかる
不思議な電話が掛かってきた。
その内容がよく分からない。
しかし、じっくり聞いていると分かってくる。
分かってくるのは内容ではなく、話をする人の気分や気持ち、または、感情といったもの。
理解しようとするよりも聴くことの方が大事になることがある。
そう考えると、子どもとの会話はまさにそうだ。
あまりにいいたいことが沢山あり、言葉にならない。それでも、全部吐き出してしまうと、ホッとして、遊びに行く。
すると何を聴いているのだろう。
耳で聞くと考えるからいけないのかもしれない。脳は、言葉を解釈する力を持っていると同様に、言葉以外のものを聞いている。
その時に働くのは、音から生まれる信号のようなもの。その信号が脳の細胞に働きかけ、別も物語を作り出す。
だから、「ただいま」は、ただいまでであると同時に、「ただいま」ではない。
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コメント
朝起きてトイレに行く前に拝見しています。
言葉は受け取る人次第で、いかようにも受け取れる不思議な葉っぱだといつも思います。
また、話す人と聴く人との関係でも全く違ってくるから不思議です。
科学的な話は良くわかるのですが、人の気持ちが入るととたんにわかりにくくなります。
反対に、自分のことはどれほど上手に伝えることができているのか疑問です。
投稿: あかり | 2009年9月 5日 (土曜日) 07:17