福祉はビジネスか?
福祉ビジネスは儲かるのか?という検索があったので、そのテーマで書いてみたい。
福祉はビジネスだろうか?
福祉がビジネスといわれたり、介護業界と言われるようになったのは、介護保険という制度が大きく影響している。
つまり、福祉(介護)産業としての裾野が広がり、資産を持つ高齢者の増加、福祉を産業とする(民営化)政策が進んだ。
それは閉鎖的な業界に光を当てることになり、評価という視点でサービスをみる仕組みができるなど一定の効果を生んでいる。
その一方で、社会の責任であった福祉を個人の責任(能力)に置き換えた結果、格差が生まれた。
国としての方向が決まらないままにして、一方で、「民間にできることは民間に」というあの人の甘い言葉に騙され、民営化は進んだ。
行政の措置制度で運営させている福祉施設はもはや少数となり、殆どの福祉は表面的には民間(のような)になった。
のようになっても、全く民間になっていないところが日本的であり、税金が使われている。
税金を投入することでコントロールしようとするので、ますます、自由度がなくなり、細々とした福祉が行われている。
そうしたビジネスを福祉ビジネスとするなら、儲からないとしか云えないし、儲からないような制度、しくみを作ることで税金が使われている。
もし、儲かる福祉を行おうとするのであれば、行政から独立した、また、福祉システムから独立した、新しいモデルをつくる必要がある。
しかし、福祉は儲かるだろうか?と云っているようでは未来はないだろう。
儲からないからこそ、そこに楽しさがあり、やりがいがあるという発想の転換こそが、新しいビジネスモデルになると思う。
※ソーシャルワーカーは生活できるか?
というテーマであると、結論は違う。
充分に生活できる。それは、僕の周りの独立ソーシャルワーカーは皆何とか生活していることで証明できる。
また、このテーマについては、今年調査をしたいと考えているので、また、報告したい。
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コメント
今も昔も制度や呼び名が変わっても、知的障害者を健常者だと思っている人たちの価値観で動く社会に組み込む事を目的にする事だけは変わらないのです。
投稿: 時任君 | 2009年5月 3日 (日曜日) 09:32
3年前、自立支援法により、事務の仕事が忙しくなったので、新しい職員が必要になった、けれども、働き盛りの人を雇う費用がないという理由で就労継続支援B型の施設で支援員として私は働いています。会計のことはわかりません。でも利用者が施設を選ぶ時代なんだから、魅力的な施設にしなければならない、と夢を語ることはありますが現実は厳しいです。
ここは私が働き始める少し前まで、福祉作業所という名前でした。市の社会福祉協議会の建物の一部を借りています。市内で一番古い施設ですが、他の施設に比べると自主製品の開発が遅れています。目玉商品がないのです。廃品回収と下請けの仕事と市民からもらった古着と利用者が作ったわずかな手芸品を売るバザーが主な収入源です。だから工賃倍増と言われても困ります。
NPO法人なので儲かってはいけないそうです。だから職員の給料も少なくて当然だそうです。 昔の作業所の体質のままじゃいけない、利用料をもらっているのだから利用者の喜ぶサービスしなくちゃいけない、また一方では一般就労に向け利用者を厳しく支援しなくちゃいけない、と言われますが、3年前から働き始めた私にはどうしたらいいのかわかりません。利用者の日中の居場所として、利用者が楽しそうにしていたらそれでいいんじゃないのかな。障害者枠でも一般就労は本当に難しいのです。毎日、与えられた作業をたんたんとこなし、利用者がニコニコしていたらそれでいいんじゃないのかな。
投稿: midori | 2009年5月 2日 (土曜日) 09:56