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2009年5月 6日 (水曜日)

イタリア映画際2009

「私を撮って」

プレカリアート(非正規雇用)をテーマにした映画。

しかし、日本で派遣労働が「貧困」をテーマにして語られる一方、イタリアでは、非正規雇用が恋愛にどのように影響するかをテーマとしている。

雇用の不安定な俳優とフィルムの編集をしているカップルのドキュメンタリーを撮る2人の映像作家をさらにカメラが追いかけるという手法をとっている。

夫婦の生活に24時間密着し、カメラを回す二人。その中で、夫婦の危機が訪れ、言い争い、浮気、葛藤、育児、仕事と、生活を追い続けながらカメラが回る。

非正規雇用のテーマは次第に何処かに行ってしまい、恋愛映画としての色が濃くなるが、そんなのお構いなしにカメラは回る。

演じる俳優はドキュメンタリーカメラの前での演技をしながら、映画の物語を演じる。その表情が微妙に変わり、突然輝きだす。

食べること、愛すること、ママを大切にすることがイアリア人にとって大切なことなのだとしたら、日本人にとって大切なことは何だろう。

全てのベクトルが愛へ向う人間関係というのも難しいようでいて、なかなか楽しいと感じる。とにかく人生を謳歌しようとする力は凄い。

妻を演じるアルバ・カテリーナ・ロルヴァケルは魅力的だ。

表情だけで、そんな目で見ないでとふらっとする。

と思いながらパンフレットを見ていたら、イタリア人のどの役者、監督も恋する目でこちらを見ていた。

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