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2009年4月15日 (水曜日)

遠藤周作

昭和50年5月20日発行の遠藤周作文学全集第7巻を読んでいる。

本箱の奥にしまわれていたものを取り出した。

昭和50年といえば、まだ10代だった。それなのに、どうして遠藤周作なのか、また、「死海のほとり」なのか分からない。

ただ、本を買った記憶は残っている。

この頃、金子光晴全集を買っている。この全集も、読まれることもなく、出番を待っている。

それが、読み始めたら面白い。

遠藤周作は、30年経って味が出てくるのか。

当時、ネスカフェのコマーシャルが流れる前であり、硬派なカトリック作家だった。

それが、嬉しいほど自信のない、自己否定的なクリスチャンとして登場する。

彼は、その男が何もしなかったことの意味を探し始める。その生涯を追うが、何も新しいことは出てこない。それどころか、自分が信じていた姿とはかけ離れた人生が浮かび上がってくる。

それは、「彼」が否定いる自分の人生と重なる。

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