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2009年2月 2日 (月曜日)

日本映画が面白い

「誰も助けてくれない」、「100万円と苦虫女」、「歩いても歩いても」を立て続けに見た。

そういえば最近は邦画をよく見る。

ハリウッド映画のように誰も死なないのがいい。

生きていた人がいなくなるのは寂しいし、突然消えるというのは現実味がない。

その点、「歩いても」のように死んだ人間が生きているかのように話しかける人々の方が現実味がある。

ボクの家にも、たまに出るからね。あれが。

今でこそ3本立ては少ないが、学生の時には、3本立てを朝から見たり、同じ映画を何度も見た。

何度も同じものを見るというのは自分の中に物語を入れるような作業だと感じる。その物語が意味を持ち始め、そこに、その映画の人生の中に少しずつ溶け込むような感じがする。

しばらくはその世界にしたっていられる。

そうしたのどかな楽しみとして映画があった。

ところで、苦虫女は100万円を持って町から街へ旅する。

苦虫君は、自分探しではなく、自分捨ての旅に出る。そこがいい。

自分をどんどん捨ててゆくと、最後に残った粕のようなものが自分だと分かる。その粕を味わうように生きていくと、味がだんだん浸み込んでくる。そこまでしゃぶる必要があるということかもしれないけれど。

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