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2008年8月 2日 (土曜日)

ハッピーハウス

ぜんぜんハッピーじゃない。

そんあ気分で飯田橋の本屋をうろついていた。

岡崎京子先生の「ハッピー・ハウス」が声をかけてくれたので、手に取った。もちろんビニールがかかっていたので、買った。

ページをめくると、

・この大きくてカチョいい家は

・本当にあなたの家ですか?

・そのビューティフルな奥さんは

・本当にあなたの奥さんですか?

なんて、赤い紙が飛び込んできた。

話は、お父さんの家出宣言で始まる。

家族団欒の食事が始まろうとしてその時、お父さんはスくっと立ち上がり、「しばらくの間、父さんは家族をやめたいんだ」と宣伝し、シリアスな表情を装い家を去っていった。

それから、自分は「父さんの子どもではない」と、お兄ちゃんが彼女に家に転がるために家を出る。

母さんと二人になった主人公のるみ子。

しかし、その母さんが若い男性と不倫している現場に遭遇し、母親を追い出し一人暮らしを始めるるみ子。

そして、物語はさらに複雑に展開する。

こんな話、ありえないと20年前だったら思った。が、今ならどこにでもありそうだ。

父親というものは、いつかは放浪したいと願っている。

そして、母親は、父親を捨てて若い男と人生をやり直したいと思うもの。

さらに、中学生の少女は大人の女以上に女だということも。

矢野あきこの「男も辛いけど、女も辛いのよ」という歌が頭の中を駆け巡る。

アマンダに勧めたい一冊です。

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