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2008年7月 2日 (水曜日)

クールな夏

映画「しゃべれども しゃべれども」の中に、火焔太鼓の話が出てくる。

金物屋の旦那は、「売らなくてもいいものを売ってしまい、売らなければならないものを売らない」と、おかみさんから愚痴られていた。

「いい火鉢だね」と言われると、家にある火鉢を売ってしまい、挙句に、売った布団屋に行って、火鉢にあたる。

さて、この金物屋の行動はエコだろうか。

エコを突き詰めると、何も買わない、何も売らないということになり、経済が破たんする。

その点、江戸時代は物凄い「エコ社会」だったと、現代から羨ましがられている。

経済としてモノが動き、それでいて、環境負荷が低い。それが江戸時代の特徴だろう。

金物屋のエコなところは、売らなければならない物を売らないところ。

売りたい商品は環境負荷が高いものが多い。いうなれば、ぜいたく品である。金物屋にとって儲けがでる商品だ。

一方、売らなくてもいいものは、必需品。家で使っている火鉢は、寒さをしのぐためには大切なものだ。その大切なものは、どこに行っても大切にされる。長く使われる。無駄が出ない。

そして、金物屋は、寒い時には、蒲団屋に行き、暖をとる。

これはエコだね。

江戸の旦那衆は、やせ我慢をして、エコな社会を作った。

現代も、そろそろ我慢をする時代に入った。

やせ我慢をすることこそが、格好いい、クールな時代になった。

暑い夏にクールとはいいもんだ。

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