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2008年4月17日 (木曜日)

続く

「潜水夫は蝶の夢を見る」を観る。

瞬きだけで自伝を書いた編集者の話し、である。

その奇跡的な事実より、フランス人の人生観を垣間見ることができる映画で面白かった。

これが、日本の映画だったら、もっと「ねっとり」してしまうのだろうが、フランス人やイタリア人はそうしない。

主人公が父親の髭をそるシーンが出てくる。される父親も、する息子も、これが最後かも知れないと感じるものがある。

父親が弱っているという知らせを聞いて実家に駆けつけたことがあった。

ベッドに寝たきるの父親を見て、何とか風呂に入れようということになった。「最近気力がなくなって何もしない」という言葉とは裏腹に、息子の訪問に応えるように立ち上がる風呂場まで歩き始めた。

その時も、これが最後になるだろうと感じるものがあった。

潜水夫は片目で世界を見る。彼の世界は見えるものと、見えない思い出で創られている。

そして、彼は瞬きで女を口説こうとする。瞬きを何百回、何万回するというのはしんどいだろう。しかし、貴重なコミュニケーションで冗談を一生懸命に言おうとする。

笑いは生きることの栄養のように。

「柔らかな頬」を読んだ。

宮部みゆきの「誰か」を読み、桐野夏生の「柔らかな頬」を読んでいる。

どうして僕のことを知っているのだろう、と感じるくらいその世界にのめり込んでしまう。特に、桐野の物語は、人間の弱さと、弱さの中に隠されている強かさがあり、思わず自らの人生と重なり合わせてしまう。

さて、カスミはどうななるのだろう。

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