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2008年4月29日 (火曜日)

もっと普通に

野田秀樹が多摩美術大学の教授になった。

講義は演劇スタジオで行われ、俳優や演出家、映像作家志望の学生の前で授業が始まる。

野田教授の最初の講義は舞台の上を「普通に」歩くことから始まった。しかし、「普通に」歩こうとする学生の動きはぎこちなかった。

「足の悪い老人のように」とか、「いま、恋人にふられた22歳の青年のように」だったら、それなりに歩くこともできるが、「普通に」には歩けない。

それは、座っている場合でも同じ。

役者は小物があると上手く演技ができるという。例えばタバコ。タバコを持ちながら、いじりながら演技をすると上手い人も、何も持たずに「普通に」演技をすることは難しい。

どうしたら普通に歩けるのか。

歩いていることを忘れることだ。

社会福祉士資格を取った人が、資格を生かして「社会福祉らしい」仕事をしたいと言う。

しかし、現実はそう簡単には進まない。

では、どうしたらいいのか。

とにかく仕事をすること。

そして、その仕事振りを見た人が、「社会福祉士らしさ」を判断するだろう。

でも、仕事が楽しくなってくると、何も考えず、ただ「普通に」することができ、どう見られたいかなんて考えなくなっている。

資格なんて、「らしく」見える小物のようなもの。小物が無くても演技ができるのがプロというものだろう。

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コメント

同感!!! 

投稿: doi | 2008年4月29日 (火曜日) 15:49

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