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2008年3月23日 (日曜日)

誰のもの

新聞を読んでいた。

「私のものは本当に私のものなのか」と書かれた書評が載っていた。

彼の人は、夕食を食べようとしていたら、突然横から手が伸びて、私の夕食を食べはじめた。

「私の食事だ」というと、「お前一人で食べるのは不当だ」といわれたと話をしていた。つまり富の分配について書いていた。

学生の頃、加藤君(仮名)という友達がいた。

彼は、いつも人が食事をはじめると、悲しそうな顔をして「もう何日も食べていないんです」という表情を作り始める。

加藤君が何も食べていないことを知っているし、そんな顔を見るのも辛いからたいていの奴は食事を半分やるか、加藤君がいないところで食事をするようにしていた。

しかし、加藤君も負けてはいない。(別に勝ち負けではないが)

皆で食事に行こうという話になると、加藤君は絶対についてくる。

そして、皆が注文を始めると、加藤君は「僕は水でいいです」とはじめる。

「なんか食欲ないから」なんて言い訳をいう。

そんなことは嘘だと分かっているから、皿を1枚持ってきてもらい、加藤君用のプレートを作る。つまり、皆から少しずつ分け前を貰う。

すると、栄養満点、ボリューム満点の皿ができる。

食欲のない加藤君だったのに、皿をぺロッと平らげて、最後に水を飲む。

だから、当時の友達の間では、「私のものは、加藤君のものでもある」ということになっていた

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