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2007年10月10日 (水曜日)

広いプールに一人で浮かぶおじさん

昨日は、ホテルのプールに浮かんでいた。
誰もいない広いプールに一人で浮かんでいるのはいい気持ちだったが、次第に寂しくなってきた。
仕方がないので、手足に付ける浮き輪を文字どうり手足に付け、上を向いてプカプカ浮かんでいた。気分は太平洋の真ん中で星を見ながら浮かんでいる気分、または、トゥルーマン・ショーのジムキャリーが仮想太平洋から抜けだそうとボートを漕いでいる気分に近い。やはり、寂しい。
プールから出れば賑やかな世界が広がっているのに、ここだけはその世界から隔絶されていると思うと、余計に孤立した寂しさが襲い掛かってくる。
それでも、浮かんでいたら、上の観覧席から子どもが覗いていた。子どもに見られていると気づくと、急にバランスを失い溺れそうになった。それから、浮き輪を外し、何もなかったように、クロールを始めた。
カッコよく泳ぐふりをしながら、観覧席を見たら、もう誰もいなかった。
仕方がないのでまた浮きはじめた。
子どもに好かれたいという気持ちが強い。
他の誰もから嫌われても、子どもがじっと優しく見つめてくれさえすれば幸せを感じる。
そんなことを考えながら笠木透さんが作った歌をうたっていた。
10年前に亡くなった親父のことを想いだして泣いた。
変な夜になってしまった。

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