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2007年9月 5日 (水曜日)

チャンネル

コミュニケーション理論の中でチャンネル理論(勝手にそう読んでいる)がある。

人と人の関係は、ラジオや昔のテレビの周波数を合わせるように、お互いの周波数が合うと心地よいコミュニケーションが取れるという考えである。

ゲルマニュウム・ラジオを作り、つまみを操作し、聞きたい周波数に調整する。初めは、甲高いジージーした音が突然消え、ラジオの向こうから声や音楽が聞こえてくる。

テレビについても、つまみを回し見たい番組に調整した。NHKを6チャンネルにすることもできる。

こうして、チャンネルを一度あわせると、次からは、チャンネルを回すだけでテレビやラジオとコミュニケーションが取れる。
同じことが人間についてもいえる。

認知症と呼ばれる人がいる。
その人たちは、コミュニケーションが取りづらいといわれる。コミュニケーションが取れないから、意思が明確でないとか、判断能力がないと言われるが、本当にそうかは分からない。

コミュニケーションが取れない理由は、認知症と言われる人にだけ原因があるのではなく、それらの人と同じ周波数で話をすることができない僕らの問題でもある。

それらの人と上手く会話ができる人がいる、会話が噛み合う瞬間がある。

今日も、十人以上の認知症といわれる人と話をした。

そんな時に、何かのきっかけで、周波数が合う瞬間がある。それが初対面でもね。

一度周波数が合えば、そこにチャンネルをセットする。
そして、時々チャンネルを合わせて、心地よい関係を作るようにした。

相手の思考に合わせるといいとミンデルも言っている。

目の前にいる人が、いまその瞬間に思っているように思うことができれば、それは、その人と同じことが考えれれるはずである。

それは凄く疲れる作業だろう。

何も考えないインタビューで疲れた僕にとっては恐ろしく遠い作業のような気がする。

そういえば、子どもの時、兄弟でチャンネル争いをし、バチバチと回すものだから、チャンネルがバカになり、チャンネルに遊びができてしまった。

いくら回しても、4チャンネルのままだったり、真ん中のチャンネルができたりした。
認知症と言われる人たちは、いま、4チャンネルと6チャンネルの間の新しい番組を見ているのかもしれない。

それは、ローカルなテレビ神奈川じゃないと思う。

もうすぐ僕らも見れるだろう。

メインキャスターは、滝川クリステルがいいなぁ。

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