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2007年8月 1日 (水曜日)

何に生まれ変わりたい?

ハリー・ポッターの映画はずっと見てきた。
今回の映画はよくできていた。
何とか騎士団の話はよく分からなかったが、男の子の成長物語としては良いできである。

全体に暗い。
そもそも、15歳という年代は暗い時代だ。青春は、暗いから「青」い春にしたんだと思っている。
自分を理解してくれる人(大人)はいないと感じる。それに、様々な不正や不合理やきまりによって生活を制限される。
魔法学校でなくても、日本の中学生だってそれなりに、ハラハラどきどきとした生活を送っている。
彼らは思う「どうして自分ばかりがこんな目にあうのだろうか」と。
そういえば、我が家の少年も、ハリーと同じ目をしている。

 今回の映画で一番よかったところは、悪人が悪人としてしっかりと描かれているところ。悪人だって人間であり、その前は善人だったかもしれない。悪人としての苦しみや、悩みがしっかり描かれてると、ヒーローの苦しみが、より明確になる。
だって、ヒーローは悪を内包しているのだから。
ハリーはいう、「あの人と自分は繋がっている。あの人と自分は同時には生きられない」と。あの人とは、自分の中のダーク・サイド(暗黒面)だろう。
こんな悩みは15歳の少年にとって日常茶飯事である。
世の中が汚く見えて、この汚い世の中に染まるべきか、清く生きるべきか悩む(少なくとも昔の少年は悩んだ)
そういう意味では古典的な映画だといえる。
それに、イギリスという土地はカリフォルニアと違って、どんよりと暗いので、青春映画にはもってこいだと感じる。
若者に「将来何になりたい」と聞く人がいるが、若いときにはそんな先のことなんか考えられない。

だったら、老人に聞いて欲しい。

 

 「将来何に生まれ変わりたい?」と。

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