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2007年7月28日 (土曜日)

太郎よどこへ行く

山田太郎物語を見ている。

太郎はいい男だ。(姿かたちが)

それ以上に夢中になれるものを持っている。それが家族である。

一昔前なら、母親や父親が抱いていた家族幻想を、息子の太郎がしっかり受け継いでいる。

何しろ、母親は笑っている以外には何もできず、父親は、自分の事意外に興味がない人間(画家だと言っているが)だ。

昔のドラマなら、「肝っ玉かあさん」であり、「寺内貫太郎一家」であった、親の役割を少年太郎が全部引き受けている。

そう、太郎は母親であると同時に父親である。

では、太郎は一体誰なのか。

太郎は自分というものを持たない。自分が無いからこそ、弟や妹、それに母親の面倒を献身的に見ることができる。

貧乏であっても、貧乏を楽しめるのは、自分が無いからである。政治のことも、経済のことも、世の中のしくみに疑問を抱くことはない。

太郎にとって問題は、ジャンボコロッケであり松坂牛である。コロッケに何が入っているか、肉を食べるために牛は何をされているのかには関心が向かない。

知らないということは幸せか?

家族の幸せが世の中の幸福に繋がるのか?

ただいえるのは、太郎は幸せな顔をしているということ。

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