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2007年5月14日 (月曜日)

天使より人間の方が楽しい?

天使は人間を見ているが、人間は天使が見えない。
人間になりきってない子どもには天使が見えるが、子どもが天使を見ても、それがいないように振舞う。
大人は、天使を捕まえて、自分のものにしたがるので、それがいても気がつかない。
つまり、天使は、見えるものからは見られず、それ以外の人間には気づかれずに生きることができるようになった。天使にとっては生きやすい世の中だ。
元天使のコロンボはいう。
「自分で発見しろよ。結構おもしろい」と。
天国から見下ろすより、地上で地に足をつけて、平行に見ることが楽しいという。
しかし、上から見ていたときに分かっていたことが、分からなくなる。客観的に理解していた事実も、感情を伴うことで、「自分の気持ちと、人の気持ち」が混ざり合う。
それを感じているのが「僕」で、「僕」を感じている君との違いが。
地上に降りた天使は、世の中が色を持っていることに戸惑う。色がない世界では、自分の心で色をつけていた。色を持つ世界では、決まった色によって世の中が動いていく。自分の色にはなってくれない。思うようにはいかない。
そして、ぎょっとする。
僕は見られている。
そう、見られるという事実に愕然とする。
(ベルリン天使の詩をみる夜に)

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