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2007年5月30日 (水曜日)

三味線は内臓を揺さぶる

新藤兼人監督作品「竹山ひとり旅」を観る。
津軽三味線の名人、高橋竹山の半生を林隆三が演じている。
高橋竹山といえば渋谷のジャンジャン。ジャンジャンの前を通ると、竹山の写真が大きく張ってあったことを想いだす。
竹山の半生を演じている林隆三がいい。

林演じる竹山は、三味線が好きというわけではない。仕方なく弾いているように感じる。しかし、三味線の方が竹山を離さない。そうした楽器との相性というものを林の淡々とした演技が醸し出す。

生きることに好きも嫌いもないと言っているように聞こえる。それが目の前にあるからそれに取り組むだけ。

選択肢が多いのも良し悪し。

探すより、与えられるものを受け取ることのいい面がそこにある。

すでに、それは投げられている。

ただ、見えるかどうかなのだろう。

目の見えない竹山にはよく見えて、目が見える僕には見えない。

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