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2007年5月 6日 (日曜日)

ロング・グッドバイ

岡崎武志氏に薦められ「ロング・グッドバイ」を買った。
まずは、駅まで歩いていき、駅前のオープンカフェでビールを飲みながら読み始めた。
続いて、特急の乗り、フランスパンとシャンパンを飲みながら読み続けた。
さらに、餃子をつまみにウイスキーを飲みながら読んでいく。
とにかく、酒を飲みながら読むのがぴったりの小説である。しかし、すぐに眠くなるので困る。
こんなふうに休日が始まった。
天気がいいので歩くことにした。
小説を読むには相応しくないほど朝早く起きた。7時前には電車に乗り、駅に下りていた。
その駅を下りた客は他になく、駅員に迎えられるように改札まで進んだ。黙って通り過ぎるのはもったいないほど空気がきれいだったので、駅員に尋ねた。
「右と左と、どちらの山に登るべきでしょうか?」
僕以外にお客のいない駅員は、のんびりと考えこんだ。
「そうだいな。だいたいは丸山に登る人が多いな。7:3、いや8:2といったところかね」
「なるほど」
と、応えたが、右と左、どっちが丸山か分からないまま進むことにした。僕の性格からしてそんなもんだろう。
山道を登り始めて1時間、丸山まで2キロと標識がでていた。どうやら、丸山に登っていることが判明。
その後、30分過ぎから、左足の膝が酷く痛くなってきた。肩の痛みは感じない。
丸山の頂上に着いたのは9時前。これならと、更に先に進むことにして、地図を見た。
丸山は960メートル。山の高さというものはどういう意味があるのだろう、前にも書いたが、タイの山に登ったときに、980m3456という数字が書いてあった。その横には、矢印と一緒にアラスカまで800km。その数字にどんな意味があるのか分からないが、なんか納得した。

大野峠、虚空蔵峠を越えるころ右膝の裏が痛くなってきた。肩の痛みはない。
明るい樹林帯を抜け、知らない小鳥の叫び声を聞きながら歩いていても誰とも逢うことがない。ただ、ただ歩くだけ。小鳥の喋っている内容が理解できたら煩いだろうと想像しながら、下を向いて歩いていた。
足の痛みは、靴のせいかと考えるようになった。登山靴を履かずに、オニツカのランニングシューズを履いてきた。坂道を走ってみようと考えてきたが、走るどころではない。歩くのも、杖を突きながらの状態。
12時過ぎに、伊豆ヶ岳に着いた。
山を下りるときには、4歳の女に子に抜かれる有様。
「どうぞお先に」とぼく。
「お大事に」と女の子に言われた。
まあ、僕に人生はこんなもんだろう。

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