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2007年3月 4日 (日曜日)

とけい

オカンに電話した。
「今日、いい時計をみつけたよ」と言ったら、「時計買ってくれたのかい。優しいね」と返事が返ってきた。余りに喜ぶので、「そうだよ」と嘘をついた。
「ところで、どうして時計のこと知っているんだい」という。
「何でも知っているのさ」と曖昧な返事をし、世間話をして電話を切った。
さて、困った。
翌日。時計を買いに行った。
女性の時計を買うのは、妻と付き合っているときに時計をプレゼントして以来、何十年ぶり。
デパートの時計売り場に行くが、ショーケースの前をなんども覗き込んでは、ぐるぐる回ってしまった。
3件目の店で、ここに決めようと、いくつかの商品を見せてもらう。
小さな身体に、大きな時計は合わないだろうし、小さな時計じゃ、文字盤が見えないだろうし、「大体、時計が読めるのだろうか」と考え、迷ってしまう。
仕方がないので、店員と相談しながら決めることにした。
「おいくつぐらいの方ですか」と聞かれた。
さて、いくつだったか?
母親の年さえ分からない息子は「優しくないね」と考えてしまう。
「小柄な方ですか」と、また、質問された。
「ええ、とても小さいです」と、変な答えをしていた。
小さい人に合うような、小さな時計を買ってきた。

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