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2007年3月19日 (月曜日)

荷物は増える

利用者と深大寺に出かけた。
前からの約束であり、楽しみに待っていてくれた。
風は冷たいが、陽だまりは暖かく、気持ちのいい日和だった。
砂利道や石畳は、車椅子の乗り心地が悪いので、少し押しては休憩をとる。
甘酒を飲み、お土産のねこの置物を買い、茶屋の前に置かれた椅子に座り話し込む。外に出るだけで気分が変わるが、なかなか外出はできない。
風が出てきたので、蕎麦屋に入り昼食。
出てきた、蕎麦を「おいしい」と食べるが、半分ほど残す。
抱きかかえるように車に乗せて帰り道となる。
ほんの2時間ほどの外出だった。

デイサービスで働いていたとき、年に2回ほど外出を企画した。外に出ると、いつも飲まないビールをがぶがぶ飲む人がいた。お土産を買って帰れると、袋にどんどん詰め込む人もいた。「たまにはいいわよね」と、油をたっぷり使った料理を注文する人など、いつもなら我慢することを、その日は特別と言い聞かせていた。
特にお金を使うことが嬉しいようだった。お金を持っていても使うことがないというのは、辛いことであるらしい。
そう考えると、施設での生活は無駄なものを買わない生活。無駄なものを買わない生活はストレスが溜まりやすい生活かもしれない。
そうした視点で見ると、家に居るときは散らかった部屋で生活していた人が、施設に入った瞬間から片付いた部屋で生活するのも良し悪しだと感じる。

先日訪問した老人施設は、部屋に荷物を沢山持ち込んでいる人が多くいた。施設の職員もそれを歓迎している様子があり、雑然とした空間がホッとさせてくれる。
生活をしていると荷物は増えるんだよね。

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