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2007年3月 9日 (金曜日)

ばらばらのバランス

他人から見たら、ばらばらの家族がある。
夫婦の仲が悪く離婚寸前。別居している、一緒に住んでいても全く会話がない。子どもたちは、勝手な行動をはじめ、家出同様の生活をしている。
その中でも、父親と息子、母親と娘の交流があったり、子ども同士は携帯電話で連絡を取り合ったり、夫婦は子どものことでどこかに呼び出され、親としての役割を果たしたりしている。
一人一人が家族に対する理想を持ち、「理想的な家族じゃない」と感じている。それでいて、家族は崩壊しない。ばらばらのバランスをとっている。
そのバランスは、何十年もの時間をかけ微妙な関係を形成した。
温かいといった家庭ではない。信頼で結ばれている家族でもない。協力関係にある訳でもない。家に帰るとホッとするわけでもない。そんな「理想的な家庭」にあるものは殆どないのに、家族として維持している。
どうして「ウチ」は、壊れないんだろう?
ばらばらでいるようで、どこかで家族への気遣いをしていることに気づく。一緒にいると苦しさを感じるけれど、離れてしまうと相手のことを考えている。
普通じゃないけれど、そんな家族があるのかもしれないと、山口さん(仮名)は思ってしまう。

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