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2006年11月 4日 (土曜日)

ただのさいとうです

施設を訪問するとき、「どちらの方ですか」と聞かれることが多い。
「さいとうです」
と言うと、
「どちらの?」
と更に聞かれる。
施設で働いていると気にならないが、一人で仕事をしたり、何も肩書きがない人にとって、この質問はなかなかキツイ。
施設や企業は、付き合う人が決まっている。いわゆる業界というところ。施設なら、「でこぼこ居宅介護事業所」とか、「山森川ステーション」とか、「老人いきいきホーム」とかね。
そう言うと相手は「なるほど」と納得する。
つまり、業界の人だと認識してくれる。
企業でもそうだ。「株式会社○×です。よろしく」と挨拶する。
そこの会社がどんなところか皆目わからなくても、きっと同じ業界なんだろうと安心する。
これが、「ただのさいとうです。どこにでもいる齋藤です」と言ったら、かなり怪しい。
でも、ホントにただの齋藤で、特に、組織には所属してないから言いようがない。
これは、定年後の年金生活者にとっても同じだ。
今までは、「三四商事の齋藤です」と言うと、「あの三四商事ですか。なるほど」といわれた。施設でも、「○△市の包括支援センターの齋藤です」とうと、その人がどんな人か分からなくても、なんとなく分かったように思われる。
こうした肩書きが無くても相手が納得してくれるのは、「弁護士の齋藤です」という場合だ。しかし、「社会福祉士の齋藤です」と言っても、「えっ、それは何ですか」と余計に怪しまれたり、「だから、当施設とどういうご関係ですか?」と聞かれる。
それに先日僕の事務所が区の案内に載った時、よく知っている区の人でさえ、「さいとう社会福祉事務所」と書かれた。
これでは、個人の福祉事務所みたいだ。
そんな仕事はまだしてません。
僕はへそ曲がりなので、やはり、「只野齋藤です」と言ってしまう。

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