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2006年11月12日 (日曜日)

仕事をすること自体が楽しくうれしい日本人がいた

今日新聞を読んでいたら、求人広告面のコラムに中沢新一さんが書いていた。
欧米では、仕事は「苦役」であり、エデンの園という楽園で生活してた人間を、神が罰として労働が必要な世界に追放した。人間は、労働する世界で罪を償う生活が始まったという。
確かに、欧米人は、年金生活を願い、ある程度の財産がある人達はリタイアーする。労働という社会から降りてしまう。
日本はどうかというと、日本の労働を研究したフランスの学者が日本人にインタビューするとこんな答えが返ってきた。
「仕事をすること自体が楽しく、うれしい」と。
日本人は働くことが自己実現となり、働くことが生活になっている。暇さえあれば働く民族だ。
江戸時代、職人の労働時間は4,5時間だったそうだ。その時間で、自分の納得の出来る作品を制作した。下駄屋は下駄を、豆腐やは豆腐を、農家は野菜や米を。
それは、喜びであったろうを中沢氏はいう。
そうすると、
関西人が「もうかってますか」というのも、関東人が「忙しいですか」というのも、同じように「何かに夢中になっていますか」と聞いている事なのだろう。
確かに、自分に使命としての仕事があれば、夢中になれる。
これからは、「どうです最近忙しいですか」と聞かれたら、
「そりゃもう夢中で仕事してまんがな」
と、応えることにしよう。
追記)中沢氏は、下駄職人の話を引用し、芸術家が多い下駄職人は、「下駄が仏様だと思って心を込めて彫」っていたと紹介している。
そういえば、近所のお百姓さんが大根を見ながら「我が子のように可愛い」、「心を込めた仕事をしないといい野菜はできない」といっていた。
仕事は修練であり、自分の心が仕事の中に生きていると嬉しくなるのもわかる。

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