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2006年10月 8日 (日曜日)

影の薄い父

新百合映画祭で「ルート225」を観た。

映画は、中学2年生のエリコが弟のダイゴを迎えに行き、家に帰る。いつもの道を歩いていると、なぜか海辺の町に出てしまう。あるはずの家がそのには存在しない。迷子になったかとさまよいながらも、何とか家にたどり着く。しかし、そこは、ホントウの家とは少し違うA´の家だった。

その家には、居るはずの両親がいない。いくら待っても帰ってこない。

そこは、ちょっとずれている世界。巨人の高橋吉伸が少しだけ太っている。死んだはずのダイゴの同級生がいる。最近話をしていないエリコ友達が優しそうに話しかけてくる。

きょうだいで何とか両親のいる前の世界に戻ろうと、失ったものを取り戻そうとするが・・・

主役のエリコは多部未華子、弟役は岩田力。この二人の姉弟がいい。特に弟役の岩田君のなんともさえない味が好きだ。

同じ家に暮らしていて、居るんだけどいないということはよくある。声は聞こえても姿が見えない。当たり前のような世界を疑ってみると、そこは全く違う世界だったりする。

ていうか、

僕なんか、父親としての存在が全くない。

家族で食事をしていても、ひとり会話から取り残され無視される毎日だと、この映画の世界は僕の日常のようで共感できる。

きっと誰かが写真をとると、僕くだけ心霊写真のように影が薄く写るんだろう。

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