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2006年9月14日 (木曜日)

死を忘れるな

死を忘れるな。

死を忘れようとすることは辛い。辛いからどうしても忘れようとする。

忘れようとすればするほど、余計に頭から離れなくなる。お化けまで出てきて脅しにかかる。

少しでも忘れると、思い出さそうとして身体が反応する。

子どもは死を受け入れられないと大人は考え、死から遠ざけようとする。

しかし、心の中に一度入ってきたものは遠ざけることはできない。受け入れるしかない。

死を受け入れるためには時間が掛かる。それを喪に服するという。昔の人は人間の原理がよく分かっていたから、喪の期間を作った。現代人はあまりに忙しすぎるので、喪の期間を短縮しようとする。すると、死の方から「そうはいかないよ」と声を掛けてくる。

宗教とは、人間が乗り越えられないものを仲立ちとなって「たましい」を強くしてくれる。

宗教にとって大事な事は生であり死である。それが人間の全てだとでも云っているようなところがある。あとは付けたしのようなものだ。人間は、生まれ、苦しみ、そして死ぬと云ったのは仏陀だったか。

死を忘れてはいけない。死は、生きる人間のために必要なものだ。死んだ人の「たましい」を大切にすることは、生きている人のたましいを強くすることに繋がる。

喪の時間を大事に過ごそう。

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