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2006年8月25日 (金曜日)

最低にして最高の道

もう止そう。

ちいさな利欲とちいさな不平と、

ちいさなぐちとちいさな怒りと、

さういふうるさいけちなものは、

ああ、きれいにもう止そう。

わたくし事のいざこざに

見にくい皺を縦によせて

この世を地獄に住むのは止そう。

こそこそと裏から裏へ

うす汚い企みをやるのは止そう。

この世の抜駆けはもう止そう。

そういふ事はともかく忘れて

みんなと一緒に大きく生きよう。

見えもかけ値もない裸のこころで

らくらくと、のびのびと、

あの空を仰いでわれわれは生きよう。

泣くも笑ふもみんなと一緒に

最低にして最高の道をゆかう。

お腹の辺りに穴が開いていて、東京のぬるいお湯のような風が通り抜けていく。

電車に乗っても、道を歩いていてもすぐに目的地に着いてしまう。井の頭線の吉祥寺と富士見が丘を2回往復した。

飯田橋の警察病院の隣の本屋で高村光太郎詩集を買った。

ここの店員はパソコンで検索することなく、言われた本まで案内してくれる。本が好きだという背中をしているところがいい。

「最近、面白い本読みました」と聞きたくなる。

元気になったら聞いてみようと思う。

でも今は、

「そういふことはともかく忘れて、みんなと一緒に大きく生きよう」

と思ふ。

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