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2006年7月24日 (月曜日)

天才は忘れても天才

天邪鬼の僕は逆説が大好きだ。

今、森下伸也さんの「逆説思考」-自分の頭をどう疑うか・光文社新書、を読んでいる。

そのなかで、「天才の秘密」を明らかにしている。

エジソン、レオナルド・ダビンチ、アインシュタイン、ウォルト・ディズニーたちは、脳に障害を持っていたという仮説をたて、その障害があるからこそ天才になれたという逆説を述べている。

エジソンは、並み外れた落ちこぼれで小学校を3か月で退学。たぶん注意欠陥障害児だったという。注意欠陥障害というと、注意力に欠けているように見えるが、実は、一つのことに集中すると他のことが頭に入らない、それほど集中力が凄い。これでは学校生活は送れない。私たちは、集中している様でも注意散漫。だから日常の生活が送れるという逆説が成り立つ。

続いてアインシュタイン。アインシュタインは言葉の発達が非常に遅れていた。それに、暗記力もなく、授業中はボーとして先生の話は聴いていない。だから成績は振るわない落ちこぼれ。

アインシュタインは、脳に障害を持っていた。前頭葉の言語中枢に障害があり、言葉を一時的に溜め込むことができなかった。先生が言った言葉をつなぎとめて置けないから、先生の言っていることが分からない。

アインシュタインは、そうした障害を補償するように視覚のイメージを思いのままに操作できる能力を持っていた。すると、それが空間感覚、空間把握の能力となり、全く新しい時空の世界観を発見することになった。

続いてレオナルド・ダビンチ。天才の天才と言われているが、無口で弁論の術に欠け、外国語も理解できなかったようだ。また、他人の言葉や自分の思い付きを記録することに苦労し、簡単な暗算もろくにできなかったという。

ダビンチは、アインシュタインと同様に前頭葉に障害を持ち、言語情報の操作に著しい不自由を持っていた。ダビンチの鏡文字は有名だが、鏡文字も書けたのではなく、鏡文字しか掛けなかったのだという。ダビンチの凄いところは、その5万枚というメモを机に広げると、脈力のないメモが誰も思いつかない発明へとどんどん結びついて行った。記憶力がないことが、かえって斬新な発明へと変化した。そして、有名な絵画も、彼の空間把握能力や視覚イメージ力により生み出された。

最後に、ウォルトディズニー。ディズニーは、典型的な多動性症候群、つまり多動児。彼は、授業中ちっとも落ち着かず、椅子に座ることもなく動き回り、じっとしている時は空想にふけっていた。当然成績はビリ、彼を縛りつけようとする先生を恨んでいたという。

しかし、授業が終わるとみんなの人気者。芸達者のディズニーは大道芸を演じてクラスメイトの人気者になっていた。そんな彼は、義務教育を終えると映画の世界に入る。もともと絵を描くことが好きだったので、1枚1枚の絵を動かして作るアニメーションという手法を考え出した。こうし生まれたのがミッキーだ。

こうしてみると、天才たちは、それぞれが様々な障害を持ち、その障害があったからこそ天才になれた。

長々と書いてきたのは、昔から記憶力が悪く、人の名前を覚えることができず、学校の成績も悪かった僕にとっても、若くない、見栄えが悪い、頭が早く働かないなどという、マイナスがもしかしたらプラスに逆転するかも知れないという望みはないものかと考えた。

そして、結論がでた。

望みはない。

なぜなら、天才たちは、天才として人生を終え、検証した結果脳に障害を持っていたということであり、ぼくは、、

これ以上は言わないでおこう。

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