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2006年1月 6日 (金曜日)

めいわくかけて ありがとう

たこ、地蔵になる

迷惑かけたら、「すいません」であるのに、なぜ「ありがとう」なのか!

これはタコ八郎が言ったと言われている言葉であり、歌人の福島泰樹さんのお寺に、彼の墓があり、童のお地蔵さんにひらがなでこう書かれている。

私がタコ八郎を初めて見たのは、20数年前になる。テレビに出ている彼は、ロレツが回らず、いつも酔っぱらっていると思わせるような状態でありながら、「こんな人もいていいか」と思わせる雰囲気を感じさせるものがあった。

当時、養護施設で働いていたこともあり、子どもたち、特に行儀の悪い男の子にとって、タコ八郎は人気者であった。T君は、口を曲げ、目を空ろにして「タ・タ・タコれーす」とまねをする。先生から注意された時や、人を馬鹿にする時などに、ニャッと笑い、嬉しそうにこう言うのであった。しかし、T君自身、学校では馬鹿にさせている。だからか、「タコれす」と言っているときのT君は嬉しそうであり、どこか憎めない表情であった。

それから何年か後、「知ってるつもり」という番組で「タコ八郎」が取り上げられた。その時知ったのだが、彼は日本フライ級のチャンピオンであり、かなり強い男であった。しかし、彼にはボクサーとして致命的な欠点があった。左目の視力が殆どなかったのだ。片目が見えないでボクサーとは無茶だと思う。しかし、金が無かったタコ八郎は、戦わずにはいられない事情があったのだろう。それで、ある作戦を立てるのである。

たこ地蔵

東京都台東区にある「下谷法昌寺」に、たこ地蔵が立っている。この地蔵は、たこ八郎のトレードマークだった髪形と、ボクサー時代に対戦相手にかみちぎられたとされる右耳を象っている。人気絶頂の1985年神奈川の海水浴場で亡くなった、たこの霊を慰めようと、由利徹、赤塚不二夫、山本晋也などが発起人となり建てられた。胴体部分には、たこ八郎の座右の銘「めいわくかけて ありがとう」と刻まれている。

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